自分だけの幸せを見つけるヒント:女性経営者 向山かおりさんが語る、心の羅針盤の見つけ方
新宿の隠れ家のようなビストロ「ビストロチュラ」を経営する向山かおりさん。
沖縄料理とナチュラルワインの独創的な組み合わせは、多くのお客様から好評を得ています。
僕も向山かおりさんと一緒にお仕事をさせていただくたびに毎回、その柔らかな笑顔と、内に秘めた強い信念は、多くの人に勇気と安らぎを与えているなと感じております。
今回は、多忙な日々を送る向山さんに、「自分の幸せを自分が見つける方法」について、その経験に基づいた貴重なメッセージをいただきました。
周りの声に惑わされない。
SNSを開けば、キラキラとした他人の日常が目に飛び込んできます。
「いいね!」の数やフォロワーの数に、自分の価値を重ねてしまうこともあるかもしれません。
しかし、向山さんは言います。
「他人の『幸せの物差し』は、あくまで他人のもの。あなたにとっての幸せは、あなた自身の中にしかありません」。
大切なのは、周りの声に流されるのではなく、自分の心の声に耳を澄ませること。
何をしている時、またどんな瞬間に喜びを感じるのか。
日々の小さな感情の動きに意識を向けることが大事だと言っておりました。
「当たり前」の中に隠された宝物を見つける
忙しい毎日の中で、私たちは多くのことを「当たり前」だと感じてしまいがちです。
朝のコーヒーの香り、通勤途中の景色、家族との団欒…。
しかし、向山さんは「その『当たり前』の中にこそ、たくさんの幸せの種が隠されている」と語ります。
向山かおりさんもビストロチュラでは、お客様の「美味しい」という笑顔や、「ありがとう」という感謝の言葉が、自分の大きな喜びにつながっていると話しておられました。
それは、決して特別な出来事ではありません。
日々の積み重ねの中に、かけがえのない幸せがあることに気づくことが大切なのです。
失敗や困難は、成長のための大切なスパイス
人生には、予期せぬ困難や失敗がつきものです。
「あの時こうしていれば…」と後悔したり、「もうダメだ…」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。
しかし、向山さんは、そうした経験も「自分の幸せを見つけるための大切なスパイス」だと捉えています。
ビストロチュラを開業するまでには、様々な苦労があったと言います。
食材の選定、メニューの開発、集客…一つ一つが試行錯誤の連続でした。
それでも、諦めずに前に進むことができたのは、「お客様に喜んでもらいたい」という強い想いがあったから。
困難を乗り越えるたびに、自分の強さや本当に大切にしたいものが見えてきたと言います。
小さな「好き」を大切に育てる
大きな夢や目標を持つことは素晴らしいことですが、日々の小さな「好き」を大切にすることも、幸せを見つけるための重要な要素です。
趣味に没頭する時間、美味しいものを食べる喜び、美しい景色に心惹かれる瞬間…。
そうした小さな喜びの積み重ねが、心を豊かにし、日々の活力となります。
向山さんにとって、それは料理であり、ワインであり、お客様の笑顔を見ること。
「好き」という気持ちは、私たちをポジティブな方向へ導く羅針盤のようなものです。
自分の「好き」を大切にし、それを育む時間を意識的に作ることで、日々の彩りが増していくでしょう。
自分と向き合う静かな時間を持つ
忙しい毎日だからこそ、意識的に自分と向き合う静かな時間を持つことが大切です。
瞑想をする、日記を書く、散歩をする…方法は人それぞれです。
大切なのは、誰にも邪魔されずに、自分の心と深く対話する時間を持つこと。
そうした時間の中で、自分の感情の変化に気づいたり、本当に大切にしたいことを見つめ直したりすることができるのです。
まとめ:自分だけの幸せの形を見つけよう
向山かおりさんの言葉からは、「幸せは、外から与えられるものではなく、自分自身で見つけ、育んでいくもの」という強いメッセージが伝わってきます。
他人の物差しに惑わされず、自分の心の声に耳を澄ませ、日々の小さな喜びや「好き」という気持ちを大切にすること。
そして、困難や失敗も成長の糧と捉え、自分と向き合う静かな時間を持つこと。
これらのヒントを参考に、あなただけの幸せの形を見つけてみてください。
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